今夜、日本テレビで放送があった「一回まわって知らない話」。観られた方、おられますか?
高嶋ちさ子さん、私は彼女の家族と向き合う姿勢に、 以前から、深く感銘を受けています。
ご存じの通り、彼女のご家族には、ダウン症のお姉さんがいらっしゃる。
うちにも障害の名は違えど、ハンディを抱える人間がいるから、ちさ子さんにはとても親近感を抱く。
数年前のお子さんのDSを、半分にバキッと折ってしまった事が、けっこう話題になったけれど、あの顛末に至るまでの理由を知ると、子持ちの親なら共感すると思う。
壊すのはやりすぎ、といえばそうだったかも知れないけれども、今の子供たちは手を伸ばせば、何でも簡単に手に入る時代に生きているもの。
お父様とお姉さん、お兄さん。旦那さまとお子さん二人。
素敵な家族だなあと思って、最後まで観ましたが、お姉さんの将来のことまで。
きちんと家族間で話し合われていて、お兄さん、ちさ子さんのお宅には、それぞれお姉さんの部屋も既に用意されているそうで。
まるで漫才みたいな、コントみたいな。明るく笑いの絶えないご家族の関係性が、とても良い。
羨ましいな。私は、親や弟妹とは、仲は悪くないけれども、ちさ子さんとこのように、あんなに仲良くないから。
お父様とお姉様に、お兄さんと一緒に。
還暦になられるお姉様と米寿のお父様のお祝いとして。企画された今回の箱根旅行。
二人の喜ぶ顔を見て、嬉しそうな様子を見るちさ子さんや、お兄さん。
深いところで、強い絆があるんだろうなと思った。
お父さんに何かあったら、それを機に。
お姉さんには一人暮らしをして貰おう。とちさ子さん。
自分の好きなもの、自分の時間、自分の世界があって、それを他人に。
とやかくと言われるのは疎ましいだろうし、みっちゃんは出来る(家事など)!
と、お姉さんを障がい者扱いをせず。一人の大人の女性として。
ちゃんと見ている。対等に接している。
やろうと思って、誰でも出来ることじゃあないんだよ。
私なんか、どうしても。娘をハンディのある子。として見てしまう部分があるからね。
高嶋家では、それが当たり前のように、日常の中に浸透していて、やりとりも普通にある。
心から尊敬する。
最後のほうで、高嶋さんとお姉さんが、それぞれ。
ヴァイオリンとピアノで、セッションするシーン。そのやりとりの様子を見る、お父様の何とも穏やかな笑み。
そのお父様の表情が、何とも言えず。
そのシーンを観ていて、涙が溢れてきて仕方なかったです。
亡くなられたお母様は、みち子さんが気ががりだったそうですが、ちさ子さんを中心に。
強く支えあって、今を生きていらっしゃる。
天国で、その様子を見て、お母様は、きっと安堵している事だろうと思う。
・・我が家も、親亡きあと。
娘はどうするのか、きちんと話し合わなくちゃ。
障害のある人がいる家庭では、どう足掻いても、絶対に避けては通れない問題ですもの。