娘は、幼少期からずっとオープンだからね。隠すとか隠さないとか。
その事で、悩んだ事は当事者の娘も、私も悩んだ事は一度もないなあ。
少なくともこの17年間の子育ての中では。
うちの子、ハンディがありますよ。って隠して生活して来た事がないからだと思う。
一歳半から発達障害を疑い出して、健診の度に相談しながら、保健センターでの赤ちゃん対象のプログラムに参加したりして、何とか。
親の私1人で悩まないように、抱えないように。意識して生活していたね。
それでも、毎日。1人で乳飲み児をみないといけない時期は、体力的にも精神的にも、きつかったよね。泣きながら夫に電話もしたし、私の実家の母に手伝いに来て貰ってもいた。
満3歳で、家から歩いて3分〜5分の私立幼稚園に、娘を入園させた時は、先生たちから指摘されるほど強く、発達障害の特性があり、それまで定期的に相談していた保健センターで、詳しい検査を受けましょうか。
という方向になったのは、この頃。
私自身は、早くこの違和感をはっきりして欲しい。というのが一番だったよね。
市の保健センターを通じて、市外の療育センターで三歳後半で、広汎性発達障害の正式な診断を受けた時は、ようやく。違和感の理由が判ったと心から安堵しました。
その旨を幼稚園に伝えてからは、娘がどうしたら。園で楽しく安心して過ごせるか。
先生たちも、真剣に考えて下さって、娘に合うやり方や対応を考えて下さった。
私も夫も、折にふれ園と話し合いを何度もしたな。
娘がいるクラスの保護者の皆さんには、年度始めの最初の保護者会で、娘の障害の事はつつみ隠さず話した。先生たちも知っているのに、今更、隠す必要はないと思いました。
そのあとは、小中高と支援学校ですから、常にオープン。
きっと、開示するしないで、悩んだり苦悩しているのは、一般社会になるべく。合わせたいとか、普通の子と思われたいとか。周囲の目が怖いとか。
そんな理由が主だと思う。
自分らしく生きる為には、隠していては、葛藤を抱えるだけで、自分が思い描いている人生にはならないんじゃないかと思うんだよね。
自分の事を解ってくれる職場だったり、友達だったり、学校だったり、サークルだったり。っていうのは、隠さず障害がありますよ。って伝えているからでしょう。
クローズしたい。と思うのは、自分が傷つきたくないとか、心が不安になるのを守る為とか。
そういった気持ちをどこかに、持っているからなんじゃないかなと考える。
でも、隠す事で、気持ちは楽にはならないよね。
一般の世界で、クローズして働き生きていきたいという事なら、心に大きく負担がかかる。
という覚悟を持たないとずっとその状態を保つ、保ち続けるのはかなりの至難の技だと思う。
収入の面でも大きいのかなと思うけれど、働いていて辛いと感じるなら、隠して働いている意味がないんじゃないかと思うよ。
私は、僕は、こうだよ!
自分を解放して、明るく人生を生きて欲しい。悩んでいる時間が勿体ないよ。
障害を公表して生きている人たちは、(著名人も含む) 自分らしく。
生きていきたいから、公表という形をとったのだと思う。