cruiseline8’s diary

PDDの20歳の娘と、同じ50代の夫と共に都内在住。趣味は、洋裁とレジンのアクセ作り。推しはSixTONES。FCには23年8月に入会。思い感じること、さまざま綴ります。

アセスメント・カンファレンス

娘の支援学校では、前の校長先生の時代から、行われている取り組みです。

外部から専門家の方たち。(脳、言語、発達など8〜10人)
数人を招いて、小、中、高等部の子供達、全員に。

アセスメント・カンファレンスと称して、一時間。年に一度(希に年に二度)必ず受ける事になっています。

一回、指定された日時があったのですが、その日。
台風が関東に近づいてきていて、交通機関も乱れている日でしたので、急遽キャンセル。

それが、今日になったと言う事です。

今日の先生とは、今回で4度目。

娘が小学4年生から、始まったことですが、その時は高等部の子供達だけの限定でした。
それを除くと、カンファレンスを受けるのは、今回が5度目。


上記にあげたように、どうやって子供達を見る専門家の方を決めているのか、定かではありませんが、5回のうち、4回は同じ方に見て戴いています。
娘を見てくれている先生は、某有名大学の、先生で、医学博士。脳の専門家です。



学校でも、保護者向けに、講演会をして下さった事があり、お話を聞きに私も行きましたが、どういう風に、脳に障害が起きているのか。を、解り易く説明して下さる先生。
だからか、私たち保護者の間では、アセスメントは、先生にして貰いたい。という声が多いです。


最初は、娘と先生で、脳の状況が解る簡単なやりとりをします。療育でやる事に近いけれど、微妙に少し違うかな。

一枚の絵があって、その絵の中に、パズルの1ピースのように、空いているところがある訳です。
そこに、瞬時に、入る同じ絵柄の図形を見つける。


というテストがあって。認知症の疑いがある人にも、やるテストだそうで、35問だったかな。
24問以上正解するのが、一応の指針。うちの娘は28問正解でした。

ようは、瞬時に、あれやって、これやって。と言われて、自分で目で見て理解出来ているか。それを調べるテストです。


その他に、短期記憶を調べる為の、道具を使ったやりとりを、娘と先生でしましたね。

野菜や果物の木型を、並べて、見て覚える。そのあと、木型をしまい、並べた順に、口頭で言うという作業。

前回は、憶えていられる数が、3個が限界で、4個目が入るか入らないか?でした。

今回は、一対一で向き合った状態で、ギリギリ4個。
入るまできましたね。でも、周囲から色々、言われたりしてるとパニックになって、3つしか。
入らないこともあるかなということは、あると思いますと。確かにそうかも。充分、あり得ます。

さぼっていた音読。再開しました。本人は、4つ。なのが、悔しいよう。
なら、5つにしようよ。

地道に、続けるということがいかに大切か。本人は、解ったみたいです。


先生曰く。

しかしながら、現在の娘は、全体的にみても、自分の足で。自分の考えで、立てる子だと。
娘は、言葉の理解に、少し弱いところがあり、それを少しでも改善出来れば、一人でも大丈夫だそうです。


先生のいる部屋のドアを、トントンと叩いて(親の私がそう半分、促したのもあります。)、「失礼します。お久し振りです。」
と言って、頭を下げてから、娘は部屋に入りました。

普段、職員室に入るのも、そうしているのでしょうね。
ドアを叩くことを、私は促しただけで、頭を下げることも、私は教えていません。
こういう事も、本人が自然に出来るようになっている。

ある意味、成長したのだなと思います。


先生のお墨付きを、貰ったけれども、この子がちゃんと、就職出来るのか。

私には、今は、それだけが心配です。