娘の支援学校では、高等部になると、就労に少しでも繋げる力を、
養う為に、様々な作業を行う作業班があります。
みな、決まったサイクルで、幾つかの班を回って、作業体験をします。
その一つで、喫茶班。というのがあり、高等部2年生以上の子供達が、所属して、月に3回〜4回くらい。
近所の盲学校の寄宿舎の一室で、一般の方たち向けに、カフェを開いています。
私のUR住宅の近くなので、今日。
いつものスーパーに買い物に行った帰りに、寄ってみました。
実は、今回が2度目。一度目は、娘が作業体験をする。というので、様子を観に行きました。
ドリップからコーヒーを入れるんですよ。
だから、本格的。
皆、ほんとうに慣れた手つきで、上手に淹れます。接客、注文、配膳、会計まで、全て生徒がこなします。
カフェのメニューも、ラテまであって、少し前よりまた提供出来る幅が広がりましたね。
今日のスイーツは、オレンジのドライフルーツが入ったケーキ。(パウンドケーキを、1cm幅。)
私は、紅茶と上記のケーキを注文。
最初に、席に案内して、メニューを提示。お水を持ってきて、「注文は?」
と聞く。
こういった所作についても、実際に、企業の方が来て。指導をしてくれたりするんですね。
私の知る限りだと、タリーズコーヒージャパンの方が、少し前。来られていたと聞きました。
子供達は、こういう作業体験を積み、それを今度は企業の現場での現場実習。という形に移行します。
そうやって、自分にはどこが、どんな作業(職)が合うのか、3年間で、探っていく。
先に挙げたタリーズコーヒージャパンの他に、スターバックスコーヒーに、就職した子も、いますね。
職にしたい。自分が出来る事。これが合っていると、思ったからでしょう。
その子は、続かずに辞めた。とは、話は聞きません。もう、3年以上、頑張って勤めているんじゃないかな。
そうそう!
締めくくりには、これを書かなきゃ。
子供達が、淹れてくれた紅茶と、自分たちで作ったケーキは、とても紅茶の味とマッチして、とても美味しかったです。
因みに。
他にも、ガトーショコラなど、お菓子があり、毎年。
2学期の半ばにある学校祭では、彼等の作るお菓子は、小学部、中学部、喫茶班以外の高等部の子たちや、親御さん。
外部の人達に、とても人気で、販売と同時に、数分で売り切れるんですよ。
そのお子さんに合った環境ならば、知的障害があっても、なくても。発達障害があっても、なくても。
本人の力で、自分の足で立つのだと思います。
親は、少しの手助けだけで・・ね。