cruiseline8’s diary

PDDの20歳の娘と、同じ50代の夫と共に都内在住。趣味は、洋裁とレジンのアクセ作り。推しはSixTONES。FCには23年8月に入会。思い感じること、さまざま綴ります。

高等部のカフェ

娘の支援学校では、高等部になると、就労に少しでも繋げる力を、
養う為に、様々な作業を行う作業班があります。

みな、決まったサイクルで、幾つかの班を回って、作業体験をします。

 

その一つで、喫茶班。というのがあり、高等部2年生以上の子供達が、所属して、月に3回〜4回くらい。
近所の盲学校の寄宿舎の一室で、一般の方たち向けに、カフェを開いています。

 

私のUR住宅の近くなので、今日。

いつものスーパーに買い物に行った帰りに、寄ってみました。

実は、今回が2度目。一度目は、娘が作業体験をする。というので、様子を観に行きました。

 

ドリップからコーヒーを入れるんですよ。
だから、本格的。

 

皆、ほんとうに慣れた手つきで、上手に淹れます。接客、注文、配膳、会計まで、全て生徒がこなします。

 

カフェのメニューも、ラテまであって、少し前よりまた提供出来る幅が広がりましたね。

今日のスイーツは、オレンジのドライフルーツが入ったケーキ。(パウンドケーキを、1cm幅。)


私は、紅茶と上記のケーキを注文。

最初に、席に案内して、メニューを提示。お水を持ってきて、「注文は?」
と聞く。

こういった所作についても、実際に、企業の方が来て。指導をしてくれたりするんですね。

私の知る限りだと、タリーズコーヒージャパンの方が、少し前。来られていたと聞きました。

 

子供達は、こういう作業体験を積み、それを今度は企業の現場での現場実習。という形に移行します。
そうやって、自分にはどこが、どんな作業(職)が合うのか、3年間で、探っていく。


先に挙げたタリーズコーヒージャパンの他に、スターバックスコーヒーに、就職した子も、いますね。
職にしたい。自分が出来る事。これが合っていると、思ったからでしょう。

 

その子は、続かずに辞めた。とは、話は聞きません。もう、3年以上、頑張って勤めているんじゃないかな。

 

そうそう!

締めくくりには、これを書かなきゃ。

子供達が、淹れてくれた紅茶と、自分たちで作ったケーキは、とても紅茶の味とマッチして、とても美味しかったです。

 

因みに。

他にも、ガトーショコラなど、お菓子があり、毎年。
2学期の半ばにある学校祭では、彼等の作るお菓子は、小学部、中学部、喫茶班以外の高等部の子たちや、親御さん。

外部の人達に、とても人気で、販売と同時に、数分で売り切れるんですよ。

 

そのお子さんに合った環境ならば、知的障害があっても、なくても。発達障害があっても、なくても。
本人の力で、自分の足で立つのだと思います。

親は、少しの手助けだけで・・ね。