cruiseline8’s diary

PDDの20歳の娘と、同じ50代の夫と共に都内在住。趣味は、洋裁とレジンのアクセ作り。推しはSixTONES。FCには23年8月に入会。思い感じること、さまざま綴ります。

社会との係わり

農水省の官僚だった熊沢英昭容疑者が、44歳の息子を刺し殺した事件。

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「ひきこもり。」という事に、世間ではかなりの揶揄や、批判があり過剰に反応が起こっていますね。


私も、この事件は、色々と思うところがありました。

息子を刺してしまった親にも、ずっと引きこもっている子にも、
それぞれの言い分があって、それをお互いにきちんと話せていない。

というところに一番の要因がある。

当事者の人達は、外部から指摘されなくても、お互いに解っているのよね。


ただ、向き合う方法が、解らないだけ。
・・なのだと思う。


確かに、親である熊沢英昭容疑者が、息子を殺めてしまったのは、決して許されることではない。

だけれど、その息子さんの存在を、周囲からは消していた。
家のシャッターは、ずっと閉めたままだったというし、近所の人達も、息子が一緒に住んでいるとは、
知らなかったのでしょう。


迷惑をかけると思った。と動機として、供述しているらしいけれど、もっと早くに。
どこかの支援機関と繋がることは、出来なかったのだろうか。


中学生の頃から親への暴言、暴力があったそうだから、
躓きの傾向は、以前からあったのだと思うよ。



この時、容疑者のお父さんは、どう息子に声をかけたのかな。



引きこもりは、社会との繋がりを、断絶するものだから、ね。
本人も含め、親も一緒になって、係わりを完全には絶たないよう。



繋いでおく。事をしていないと、余計に孤独感が増し、引きこもるのよ。

窓は開けなくとも、せめて暗い部屋にはしない。
それだけでも、気持ちの持ちようが、さ。



違ってくるというか、極限まで墜ちたとしても、一筋の光は、保っていられるんじゃないかなと、私は思う。


ぬるま湯の心地良い空間から、手と足を出すには、少しの勇気がいる。
でも、そうしたい。と思うように持っていかせるのも、やってみたい、出てみたい。


と子に思わせ、感じさせる事が、出来るのも、親にしか出来ない事。
誰かの助けを借りても良いから、最初の一歩。


を、踏み出す事が出来るように。



そんな社会の仕組みを、国全体で考えていかないと、こういう事件は、今後もなくなっていかないよ。
きっと、ね。