・・が、9月からWOWOWで、放送が始まりました。
本国から約半年遅れです。
アメリカでは、本放送はもう終わっていて、優勝者が決まったのは、5月末か6月あたまくらいじゃないでしょうか。(実はもう、優勝者はYouTubeの登録チャンネルで知っている)
毎年、春から放送開始で、夏前に終わるという感じのスケジュールだと思う。
TV放送前の地方予選の前段階の、書類審査での応募みたいなのは、秋口くらいから受け付けているんじゃなかったかな。
その放送。
また例によって私は、毎回録画して観ているけれど、候補者の皆さんの境遇も三者三様。
思わず共感し過ぎて、泣いてしまう事もある。
自閉症の青年や、ホームレスシェルターで、暮らしているシングルマザー、母親を突然死で亡くし、父親は薬物、アルコール依存症で亡くした20代の青年など。
オーディションに来て、審査員たちの前に来て、歌を披露するまでの。
その時、その瞬間に。彼らの歩んできた人生の悲喜こもごもが、透けて見えるんです。
その場に立った瞬間に、人生が変わる人もいるんですよ。その変わる瞬間に、テレビ放送を通してだけれど、私は立ち合わせて貰っているという事だと思う。
だからこそ。胸に迫るものがある気がして、放送を見るのはやめられないんだよね。
一度、2016年だったかな。それまでFOXで放送されていた前シリーズが終わって、放送権をABCが買い取って、2018年からは、ABCで放送されています。
今まで、色んなスターの方々が、審査員を努めてきたけれど、その中でも。
今の御三方が、一番。
まとまっていて、候補者の方々に、的確に。そして優しさを持ってアドバイスしている方達だと思う。形だけじゃない、本気の彼らを思ってのもの。
この番組が長く続いているのには、若い人たちに希望や夢を持つ事は、決して悪い事じゃない。
と番組のスタンスとしてあげているからではないかと思う。
どんなにどん底にいようと、信じていればいつかは、扉が開かれるって、ね。
こういうオーディション番組。
日本にもあったら、今の若い世代の人たちにとって、希望となり光となるのになあ。
それには、才能発掘のために、出資を惜しまない企業と、参加者の何ヵ国語か話せるスキル。
が必須かも知れませんが、放送を見て。
自分にも、やれば出来るかも! と思う勇気に繋がる。
だってこれからの、先の見えない日本の社会を、彼らは生き抜いていかなくちゃいけないんだもの。
少子化が悲劇的に進んでいるこの国では、若い世代は本当に貴重。
だからこそ。夢や希望を与えられる象徴みたいなものが、あったら。生きていく勇気を与えられるじゃない。
今にも倒れそうなこの日本を、この先も、彼らが支えていくのですからね。
今後は、他の周辺諸国の同世代の人たちとの協力も、きっと必要になってくる。
日本を含むアジア地域は、多くの国で少子化傾向だから。