うちは、娘が生まれて。
数年、経過して3歳で私立幼稚園に、入れた時から。
あれが出来る、これが出来ない。
と、無意識のうちに、親のほうが差し引きしていたと思う。
当時、幼稚園の先生たちから、何かの障害の有無を指摘された時からは、特に。
差し引きの傾向が強まった。
だから、私は。
常に、娘を一歩、退いた第三者目線でいる事を心がけるようになったのは、この頃から。
だったと思う。
その後、隣市の療育センターで、
広汎性発達障害( PDD)の診断が下りても、やっぱり。
と、冷静でいられた。
特に哀しくも、驚きもなかったんだよね。
寧ろようやく違和感の原因がわかった。と安堵したのを、今でも良く憶えている。
そう感じたのは、幼少期から、親の勘で。ずっとこの子は、どこか変だと感じてたからかも。
成長してから、生まれたばかりの写真をみると、目線がカメラを外していて、どこか遠くを見る目だとわかった。
うちは先天性だけれども、後天的でも。結局、将来的に着地する点は、そんなに変わらない。
働いて欲しいなら、一般企業に入る事になるけれど、働く形態に幾つか種類があるから、親じゃなく。子本人がどうしたいのか。
それが一番大切で、一番大事。
普通の人たちと同じ目線で、同じ環境で生き働きたいと思うなら、会社がその事に対して深い理解がないと難しいと思うので、その企業に。
ご自身で、了解を得るくらいの覚悟がないと駄目だと思う。
思っている以上に、日本社会は優しくないですから。
うちは、必然的に障害者枠での一般企業就労を、目標にしました。
月に受け取れるお給料は、障害者枠だから少ないけれど、9時から16時までの勤務でそれでも15万円以上の額は貰えていますから、良いほうだね。
(この4月からは、2万円くらい上がってるのです。3ヶ月の試用期間が終わったのと、4月に入社してから、自分が休める日以外は一日も休まずに出勤しているので、皆勤手当があるから。)
おまけに、少しだけれども夏の賞与まで頂いてきました。
これ以上ないくらい社長さん始め、店長さん職場の方たちに、良くして貰っていると本当に思う。
何度も実習する中で、期待されているからなのだろうけれど、こちらが申し訳ないと思うくらいだね。
どこに、目標をおき、どう働きたいのか。将来、どうなりたい、どうしたいのか。
親ではなく。子供自身がどう考えているのか。
それが全て。
どこを出て、どんな職に就きたい、就くのか。そんな風にハンディキャップを抱える親御さんたちの多くは、「多くの人と同様」。をみんな望んでる。
健常の人たちの世界に溶け込む事を。
ですが、それは子の希望なのでしょうか?
違うよねぇ。
そこに。
お子さんの希望や意見はどこに?
と何だか思っちゃうんだよね。
少なくとも、うちの娘は、障害者雇用ではなく。
障害をクローズした上で、一般企業就労で働きたい。とは、言わなかったね。
自分には障害がある。と何となくだけれども、娘は認知出来ているからだろうなと。
支援学校だから、最初からそう教えて貰った事も大きいだろうけれども。